VIVIVI寄席、何とも考えようによってはちょとインパクトのある寄席の名前ですが、毎月
札幌市内の文化教室的存在のオフィスで寄席をやらせていただいております。
この寄席は落語を親しんでもらい元気な笑いをお客様に獲得して頂こうという意味合いで
始まりましたが、お客様の要望で、話方そのものを教えてほしいとの要望が、ありまして、
今では、前半に落語を聞いて頂き、後半はセールストークセミナーの落語ヴァージョンです。
10名の貴重なお客様に向かってVIVIVI寄席は始まりました。8月19日㈮午後7時でした。
先ずは、十八番の たがや です。たがやを今回、噺にえらびましたのも実はテーマにそった、
噺の選びであります。
えーつ、何で、たがや?と、ちょと落語通の方はおっしゃるのかもしれませんが、今回のテーマは
とっさのスピーチにはどうするかというテーマであります。
たがや というお話は たがやさんが お殿様の首をはねて 皆が た-がやー です。
たがやとたまやとの地口おち です。
①噺の季節は花火で夏です。
②たがやは実は40年ぶりにやってみた話。
この①と②に、とっさの時の話方のヒントがあります。
①は出来るだけ聞き手の共通ワードを捜す。
②は私自身が、とっさの場合の噺をしたときにどうなるのか なのです。
言葉は脳の中でいろいろ出てくるのですが旨く伝わらない。それは自分の事を前提に考えて
いるから自分の為の言葉だから相手には判らない判りにくいのが当然です。相手の事を想ったときに
初めて通じます。それは余り難しい事ではなく、普段の生活の言葉の中で行っている事です。
例えば、知り合いの人が先日の暑い最中に訪ねて来てくれたとします。あらー、暑いのに
と、言った暑いのに の一言は、伝わるはずです。言葉は愛情其のものです。
私が愛情なんてえ言葉を発する自体、コミニケーションに、なっていないのでこれ以上は差し控えますが、刺身を食いたい時には刺身の噺をすれば聞いてくれますし、其の時には高級但馬牛の噺を
しても余り意味の無い言葉になります。
②は地の噺、つまり説明文が比較的多いので、相手の反応を見ながら喋る事が割と出来るのです。
①も②にも同様に言えることは とっさの場合は特に共通ワードを見つけ、出来るだけ相手の気持ちになって喋る事です。
実際にお客様にも少し喋ってもらいましたが、喋る位置の体験、額を見せた時の印象、声の行き先に
必ず目を持っていくこと、そして姿勢、口の開け方、等などの極意を伝えました。
来月は なぞかけ です。VIVIVI寄席です。 十八番拝